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平成23年度からの『学習指導要領』と教科書の変化

平成23年度実施の『学習指導要領』の基本方針は次のようになっています。

1.「生きる力」をはぐくむことがよりいっそう重視されます。
生きる力とは、知・徳・体のバランスのとれた力
つまり、確かな学力と豊かな心、健やかな体の調和と規定されています。

2.授業時数が増加します。
「ゆとり」でも「つめこみ」でもなく『基礎的な知識・技能の習得』と
『思考力・判断力・表現力の育成』 の両方をバランスよくのばしていくため
授業時数を増やして教育内容を改善します。

3.言語活動や理数教育、外国語教育、伝統や文化に関する教育、
   道徳教育などを充実させます。

これをふまえ小学校の教科書はこう変わりました。

1.ページ数が増えました。
それ以前の教科書に比べて約25%ページ数が増えました。
これは学習内容が増えたこと反復学習のページが増えたことによるものです。

2.「言語の力」が重視されました。
ただ丸暗記するのではなく、筋道をたてて説明したり、
考えている意見を言い合ったりする内容が増えました。 

3.伝統や文化に関する記述が増えました。
国語の5年生で古文や漢文が登場したり、
社会の6年生で国宝や重要文化財に関する歴史学習が充実するなど、
日本固有の伝統や文化を理解、興味が持てる内容で展開されました。

その他、カラーユニバーサルデザイン(色の区別がつきにくくても使いやすい)に対応していたり、
大判サイズや文字の大きな教科書も用意されていたりと工夫がこらされるようになりました。


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