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思考タイプと動作タイプ(雑感)
自分は「考えるのは好きだが、コツコツ覚えるのは苦手」というタイプなのか、「考えるのは嫌いだが、コツコツ覚えるのは好き」というタイプなのかがわかるという心理テストがあり、塾の中学生に試してもらいました。
これは、電化製品などを購入した際、操作しながら操作を覚える人と取扱説明書を読んでから操作する人とがいるのを判別するというようなものではないかと私は勝手に今でも思っています。
試してもらった理由は、思考タイプ・動作タイプが判明すれば、それなりに的確な指導方法が出来ると思ったからです。もちろん、私も興味を持って受検しました。
例えば、保護者から「計算させると5問程度で飽きてくる。」、「6問過ぎると計算間違いが多くなる。」、「漢字や英単語、社会の用語などを覚えるのが苦手。」、「算数の文章題や図形問題や国語の読解問題の記述などはほとんど空白。」「難しいと感じたら最初からあきらめる。」などの要望があります。その場合、タイプが判っていれば、それなりの対応をすることで保護者に理解を求めることができます。
さて、その結果は。
どちらのタイプにも成績優秀者もいれば、成績が芳しくない者まで、ある程度均一に存在していましたので、当然ですが思考タイプ・動作タイプは頭の良し悪しではないことが判りました。また、学力別のクラス内で分析しても同様でした。
したがって、集団指導の中でタイプ別に対応するのは難しいという結論に達しました。では個々に対応しようと思ったのですが、はじめからバランスが取れている人間はほとんどいないわけですから、極端なタイプでもなければ無理強いして修正しようとするほど、子どもを混乱させることになります。
ですから、ご家庭で親御さんからお子さんに対して、
(1)勉強(思考か動作か)させる内容の時間配分を変える
(2)勉強させる順番を変える
(3)勉強させる手法を変える
などを助言されることお薦めします。
でも、思考でもコツコツでも、要は勉強に対しての「辛抱強さ」が必要ですね。
(2008.05.30)あまのじゃく
雑感:子どものタイプ
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