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補習とは何?(若き講師へ)

補習とは何?保護者から「子どもが十分に理解できるよう、補習をしてほしい。」という要望が直接的にも間接的にもあがる。
教師ならば「では、補習をしましょう。」と言いたくなる場面である。
だが私は、どんな親にもある"何らかの形で子どもにかかわりたい"と願う気持ちが「補習」という表現となったのであって、「補習」を直接望んでいるわけではなかったと当時も今も思っている。

その一方で、「補習をする、しない」は何を基準に判断すればよいかがわからず、したがって私は「補習」をほとんどしなかった。
要するに、成績下位の生徒の親だけが「補習」を望んでいるわけではなく、成績上位者の親でも望んでいるわけで、50点なら補習で90点なら補習は必要ないなどと決めることができない。補習する生徒だけを特別扱いしているように思えるし、第一、補習に呼んだがために「自分はやっぱりこの科目が駄目なんだ。」と生徒に烙印を押すことにでもなるならしないほうがよい。
それに、生徒が理解できないような授業をする教師が再度授業して本当に効果があるのだろうか。まずいラーメンをもう一杯食べろ!というようなことと同じではないか。

こういったことから私は、授業をしっかり行い、親にも協力してほしいことやかかわってもらいたいことを率直に伝えることで、親子ともに効果を上げた。
だから、親に対して「私がすべて行います。親御さんはお子さんに勉強のことは何も言わなくても結構です。もし、お子さんが理解できない時は補習してでも理解させますから。」などと、一見教師に強い責任感があるように思わせるようなことを言う教師を私は一流とは思わない。

(2008.06.16)あまのじゃく


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若き講師へ:エンパシー

脳トレ私も人の子であり、親だ。だからと言うわけではないが、私は生徒に手を上げないし、理不尽に怒らない。また、日頃のかかわりかたも、一生懸命生徒を想って行動しているつもりである。正直、自分が親になって自分の子どもにされたら嫌なことは誰の子でも同じだと思ったからだ。実は一度だけ、若い頃、生徒を叩いたことがあった。虚しい、心が痛む・・・» 続きを読む

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