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声かけ(若き講師へ)
私は指導者として生徒への「声かけ」が一番重要だと思っているので、常に全員に目配りして声をかけることを指導の最優先にしている。
人間誰しも存在感が必要だ。その意味で、誰かが自分に声をかけてくれることは、その人が自分を見ていてくれるという存在感を感じるのである。そして、安心感や満足感などにもつながっていると思う。
不思議なことだが、生徒への声かけを徹底していくと、生徒との「信頼関係」が築かれていっていることを強く感じる。
ただ、差別無く全員に声をかけようとすればするほど、絶えず一人ひとりを意識していなければ、その一人ひとりにあった「かける言葉」も思い浮かばないし、声をかけても心に届かないだろう。
そこで、声をかける時誰もが陥りがちなことは、声をかけしやすい生徒とそうでない生徒ができてしまうことだ。
理由としては、生徒の情報量の差や授業中の態度などで教師側が偏見を持ったりするからだ。
しかし、私的なことならよいが、教師という仕事では生徒への差別は困る。
教師は、私情を捨てて、意識して生徒に積極的に声をかけ続けることで、声かけを習慣のように努力する義務があると思う。
(2008.9.3)あまのじゃく
若き講師へ:補習の功罪
補習=できない生徒対象というのが一般的である。しかし、「できない生徒」の特定は難しい。偏差値が60でも30でも、親にとっては「できない子ども」なのだ。だから、私が思う補習は、(1)できるだけ全員を対象に行い、常に上位生向けに補習の授業をして下位生を引き上げるようにする。そうしなければ、上位生が伸びず、クラスのムードも低位で・・・» 続きを読む
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