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教科書改訂で英語の授業の内容はどのように変わりますか?

教科書改訂で授業の内容はどのように変わりますか?簡単に言うと、授業の時間が週3時間から4時間に増え、その分、内容も厚くなります。文法の授業範囲は変わりませんが、まず習得する単語数が900から1200単語へと、3割ほど増えています。
次に,「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の4技能を総合的に育成し,それらを統合的に活用できるコミュニケーション能力も重視されています。

また、教科書内容の変化としまして、第2言語としての英語の習得のみにとどまらず、母国語である日本語との違いについても意識して改訂されています。

「教科書準拠」の英語の参考書を使うことにはどのようなメリットがありますか?

英語の学習には,文法だけではなく基礎となる単語や連語の学習が不可欠になります。その英語の基礎を身につけるという意味では,学校の教科書はとても適していると言えます。だから,教科書準拠の教材は、語学の基礎力を固める上でも役立つものなのです。

中学教育における英語の勉強で、ポイントはどこにあるでしょう?

中学教育における英語の勉強で、ポイントはどこにあるでしょう?どの教科についても同じことが言えるかもしれませんが、英語力はコツコツとした学習の積み重ねで身につきます。教科書で学習する基礎的な文法事項を身につけ,単語や連語をひとつひとつ覚えていくことが、英語に自信を持てるかどうかの大きな違いにもつながります。

また、英語教育は中学校から本格化します。まだ簡単なうちからきちんと学習をはじめて、コツをつかむことが、苦手教科にしないためにも肝心です。

英語の勉強に関してアドバイスはありますか?

英語はなんと言っても国際語です。よく使われている表現ですが、英語を習得することでコミュニケーションの幅がどれほど広がるかを想像して、わくわくしていただきたいですね。その気持ちが学習意欲につながって、英語を学ぶことが好きになると思います。

文理の教材は、自宅で学習するために適した作りになっています。「教科書ガイド」、「教科書ワーク」、「中間・期末の攻略本」といった<教科書準拠>の参考書は、授業で分からなかった内容を補足するのにも最適です。まずは学校の教科書をベースにして、授業にしっかりとついていける基礎力を身につけることが大切でしょう。

文理では、英語の教材を作る際に、どのような点に注意していますか?

ステップを踏んで段階的に学習できるていねいな作り,そして消化不良にならないようなわかりやすい解説を心がけています。
編集者は長年教材作りを続けるうちに、ついつい編集立場で考えるようになってしまいがちですが、大事なのは生徒さんが使いやすく、教科を好きになれる教材を作るということ。そのためには、常に使う人の視線を持ち続けることが大切だと考えています。


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