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生徒からのサイン(若き講師へ)

生徒からのサイン ある生徒の「テストやり直しノート」に目を通していたときのこと。次への学習意欲喚起となるべく直筆でコメントを書くようにしているのだが、「何かいつもと変だ?」と違和感を持った。

 わかった。ノートに書いてあるえんぴつの色がいつもより薄いのである。春先のころのノートには、黒くて、太くて、しっかりした文字が書かれているが、半年も経ったノートの文字は細くて、薄くて、か弱い文字が並んでいた。「やる気が無なくなった?」「何か問題が起こった?」。詮索しても仕方がないので、私なりに、その生徒へその文字に対しての想いをノート1ページ使って延々書き綴った。

 確か、「私は授業中、キミらに理解してほしい重要なことは黒板に音がするくらい叩くように書いているのを、感じてくれていますか。どうしても気持ちが入ってしまうのです。そういうことから考えると、今のキミの文字には覇気が感じられません。何かありましたか。・・・・・・相談に乗ります・・・・・・」のようなことを書いた。

 そのノートを返却後、また力強いノートが提出され始め、それに伴って成績も少しずつだが上がったような気がする。
何気ないことに重大な大切なサインがあると思う。
「えんぴつ」は感情表現の1つの道具である。

(2008.01.16)あまのじゃく


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