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授業の本質(若き講師へ)
この頃の生徒を見ると何か「ブロイラーのような状態=教師の指示待ち、指示通りに動く受身の状況」にあると思う。
授業の根本は解答解説に書いてあることをくどくど説明=授業することより、「どうやったら気づくか」「何を使って解くのか」「文章を1度読んだだけで内容を理解するには」など、家で生徒が一人では出来ないことを教師の目の前でさせることだと思っている。
常に生徒に正対し、絶えず生徒へ発問し、一人も下を向かせることなく、口頭で説明する内容を聞くという行為だけで理解させていく授業が理想であろうか。
きれいに板書内容が書かれたノートをとっても、なぜ、これが書かれているか家に帰ってわからなければ話にならない。講話を聞きに来ているのではなく、黒板の内容を写す作業をしに来ているわけでもない。
生徒を鍛えるとは、ノートに写した量や宿題の量ではなく、自分の目の前での生徒の演習であると私は信じている。
(2009.2.2)あまのじゃく
若き講師へ:もらったら返す
ある生徒との会話の中で、「この前のテスト結果が悪かった。」というので、「次、頑張ればいいじゃないか。」と応答すると、「だって、お父さんお母さんが『お金ばっかりかかって・・・』と言うんだもの。」と返され、私は一瞬言葉に詰まった。そこで、「大きくなって親孝行すればいいさ。みんなそうだったんだから。だから、今は自分ができることを一生懸命す・・・» 続きを読む
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